PLEX社はUSB接続の外付けTVチューナーとしてPX-W3U4/Q3U4を販売しておりますが、当方の場合は既にPX-Q3PE4が手元にありましたので追加購入せず、外付け5インチドライブケースを用いて外付け化しました。
当記事では作業に用いたパーツを紹介します。
基本部品
TVチューナーボード
当方はPLEX PX-Q3PE4 2個を外付け化しています。そのうち1個は約1年間常時通電状態で本運用に用いていましたが、外付け化を起因としたトラブルは発生していません。
PX-W3U4の外付け化は試していませんが、製品仕様から見てもPX-Q3PE4と同様に外付け化できると思います。
5インチドライブケース
内部配線の邪魔にならないサイズ・ケースファン付を条件に探したところ、ラトックシステムの5インチドライブケースを見つけました。
当方の場合、1台目はAmazonでRS-EC5-U3Xのアウトレット品、2台目はヤフオク!でSA-DK1AES(eSATAリムーバブルケース、出荷終了品)の中古を購入し、再利用しています。
フロントI/Oブラケットマウンタ
5インチドライブケースにTVチューナーボードを固定するためにフロントI/Oブラケットマウンタを利用しました。
PCI-Eライザーカード
PX-W3PE4/Q3PE4はPCI-Expressから電源を供給し、PCとの通信はUSBで行われます。このため、5インチドライブケースではPCI-Eライザーカードを介して電源供給することにしました。
当方の場合、AliExpressのUbit Official StoreでPCI-Eライザーカード(最新基板:VER103C)を購入しました。Amazonでも購入は可能ですが、現在は複数個セットのみ販売されているようです。
USBケーブル
PX-W3PE4/Q3PE4は製品付属の内部USB2.0ピンヘッダ接続用ケーブルを用いてPCと接続します。このため、外付け化では内部USB2.0ピンヘッダ接続用コネクタをUSB-Aに変換するケーブルを利用します。
ゴム板
ケース内でPCI-EライザーカードとTVチューナーボードの接触を安定させるために、ケースとPCI-Eライザーカードの間にゴム板を挟みました。
熱対策(任意)
PCIスロットカバー メッシュタイプ
フロントI/Oブラケットマウンタ上の空きスロットに通気性を考えてメッシュタイプの PCIスロットカバーを取り付けました。また、ケース背面の空きスロットにもPCIスロットカバー(サイズが合わないので手で切断し、長さを調整済)を両面テープで取り付けました。
チップセット用ヒートシンク
元々チップが熱を持つ製品なのでヒートシンクを取り付けて放熱性を高めました。
背面ファンの交換
ノイズ対策(任意)
チューナーボードのノイズ対策として、フェライトコアやノイズフセーグを使用されている方がいます。こちらは おちさんのブログ を参考にしてください。
当方もUSBケーブル2本にフェライトコアを取り付けてみましたが効果は不明です。ただし、外部からのUSBケーブル引っ張り防止止めとしても働くので、外部化としてはこちらの効果の方が重要でした。
製品付属内部USBケーブルの代替品(参考情報)
AINEXのUSB-01に付属するケーブルを転用できることを確認しています。
組立結果


