Raspberry Pi 4 (以降、RPi4)の環境構築にあっては、CPU性能を最大限に発揮できる64bit OSのうち、正式版がリリースされているUbuntuを選定しました。UbutuのバージョンはLTS(長期サポート)版の最新バージョンである20.04としています。
また、OSのインストール先ストレージはSSDとします。しかし現在RPi4によるUSBマスストレージブートは機能実装中(β版段階)のため、少々トリッキーですがMicroSDカード上のブートローダーから起動してSSD上のrootfsを使用する形としています。
MicroSDカードへOSイメージの書込み
公式ツールの「Raspberry Pi Imager」を用いて、MicroSDカードにOSイメージを書込みます。
cmdline.txtの変更
- MicroSDカードを接続し、RPi4を起動します。
- Ubuntuに以下アカウントでログインします。
username: ubuntu
password: ubuntu
- cmdline.txt を開き、rootオプションを変更します。
$ sudo vi /boot/firmware/cmdline.txt
変更前:root=/dev/mmcblk0p2
変更後:root=/dev/sda2
- RPi4の電源を落とします。
$ sudo shutdown -h now
SSDへOSイメージの書込み
MicroSDカードと同様に、Raspberry Pi Imagerを用いてSSDにOSイメージを書込みます。
RPi4の起動
MicroSDカードとSSDの両方を接続し、Ubuntuを起動します。